marukunの日記

365日ちょこっと成長

「おかあさんだから」本人が満足しているならいいんじゃない?

「お母さん」の呪いはあるよ

とっても話題になっている

「あたし、おかあさんだから」

賛否両論あって、面白い。

 

面白いって言い方は変かもしれないけど

その書いている人の家庭が

どんな家庭だったのかによって違うと思う。

 

どんなお母さんで、どんな家で

何人兄弟で、どんな環境で。

 

そして、舅、姑がいるのか

同居なのか、お父さんの性格と

なによりお母さんの性格。

 

そんなの、誰一人として同じじゃないから

色々な意見があっても良いと思うし

意見がまじりあう事は無いと思う。

 

歌に責任は無いよ、だけどね

だから、その歌詞に共感できるママは

「そうなのよ、そうなのよ」

「私って頑張ってるわよね」

 

そう、応援歌のように感じればいいと思う。

どんなに頑張っても評価されない

母親業を肯定してくれるんだもの。

 

でもね、そんな生き方が素晴らしいと

そういう生き方が「善」なんだと

母性万歳!って世間にこすられるのが

 

とっても辛い人も多いのも現実。

私も辛い。

 

夫からは「それでも母親か」

なんて言葉を投げられたことがあり

その言葉がいつも心から離れない。

 

その言葉1つで、何をしていても

[これって悪い母親なのかな?]

全部がその基準になって辛い。

 

ちゃんと働いて、1人で家事をして

子供の送り迎えをして、つましく暮らして

掃除洗濯も(一応)頑張って

 

それでも彼の及第点には届かなかった。

 

母親はこうあるべき、

いい母親はこうだ。

そういう決めつけが、私は怖い。

 

前にも書いたが、私の母親は

全く私の事を可愛がってくれなかったし

いつも不機嫌で怒っていた。

 

家事も得意じゃなくて

学校が休みの時は私がすべてやった。

 

経済的な面で母親の存在が

大きかったせいもあり

父親は何も口を出さない人だった。

 

でも、子供(私と妹だけどね)は

道を踏み外すことも無かったし

普通に家庭をもって子供を育てている。

 

そしてお父さんもお母さんも大好きだし、

私が母に望むことは

いつも笑っていてほしい事。それだけ。

 

どんな家庭でもお母さんが太陽

つまり、お母さんが今どうであれ

頑張って5時に起きてようが

お寝坊母さんでへらへらしてようが

 

おしゃれを我慢してようが

おしゃれを楽しんでいようが

 

ママが満足なら、それでいいじゃん!!

 

お母さんが、

「こんなにあんたのために

頑張っているのよ」

 

って、子供にいう事の方が問題だろうし

そんな態度を見せられると

子供だって辛い。

 

夫の母親が、そういう自己犠牲型だから

私にも期待してしまうのだろうけど

私は私だし、夫の母親では無い。

 

自己犠牲型の母親の元で育つと、

子供もまた、そういうのが母親なんだと

妻にも強要することが怖い。

 

そうやって我慢して我慢して

自分の事を後回しにして

子育てが終わった彼女の生きがいは

 

「いつ孫が遊びに来るのか」だけのようだ。

あとは一日中テレビを見ている。

 

人間の本能はもちろん

自分の子孫を残すことかもしれないが

 

昔は子孫が大きくなった時点で

自分の寿命が切れる事が多かった。

 

今は、子育てが終わった後の方が

むしろ長い事もあって、

いかに子供の負担にならないかも重要だ。

 

自己犠牲で自分を抑えてきた人が

第二の人生で花が開けるといいなあ

 

でも意外と難しいんだよね、

親世代を見ていると本当に考えてしまう。

 

ある日突然、

「子供にとって良き母親」から

「子供にとって負担がかからない親」になるか

 

シフトチェンジが求められるようになるのね。

 

「あたし、おかあさんだから」

子供の幸せと自分の幸せ

どっちも叶えちゃうの。

 

って、お気楽に考えた方が良いんじゃない?